塗装の豆知識
こんにちは!
管理課の町井です。
今回は、外壁屋根塗装で知っておきたい豆知識をご紹介します!
- 塗料の種類で異なる耐久性能
ご存知の方も多いかもしれませんが、塗料には、様々な種類が存在します。
塗料の種類には、大きく分けて、合成樹脂、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の
5種類があり、順に耐久性能が高くなります。
以前はアクリルやウレタン塗料が主流でしたが、
今はシリコンが最も多く使われています。
また、UVカット技術も進み、劣化しにくくなりました。
以下は、基本的な塗料の種類と特長です。
種類 |
特長 | 塗り替え目安 | 価格
(★多め:価格高い) |
フッ素塗料 |
シリコン塗料と比べ、耐久性が優れる。高層ビルの外装パネル塗装などに使用されている。 | 15~20年 |
★★★★★ |
シリコン塗料 |
ウレタン塗料に比べ、耐久性に優れる。 | 13~14年 |
★★★★ |
ウレタン 塗料 |
アクリル塗料に比べ、耐久性に優れる。大手マンションの塗り替え工事では標準的に使われている。 | 8~10年 |
★★★ |
アクリル 塗料 |
外壁を塗装する場合に用いられる一般的な塗料。安価なことが特徴。 | 6~7年 |
★★ |
合成樹脂
塗料(OP) |
従来の一般的な油性塗料(オイルペイント)。主に木部や鉄部に使用。いわゆる、ペンキと呼ばれるもの。 | 3~4年 |
★ |
- 抗菌効果は2~3年が一般的
カビや藻が発生すると、外壁を痛め、健康にもよくありません。
そのため、外壁用塗料には、カビや藻の発生を防止する抗菌機能を備えているものもあります。
抗菌塗料は、食品工場や病院などの医療施設用に作られた、
内装用の塗料を外壁用に応用したものです。
ただ、抗菌効果は、2~3年ほどのものが多いため、普段からこまめな洗浄を心がけましょう。
- 飛行機の技術が生んだ遮熱塗料
次世代の屋根用塗料として注目されている遮熱塗料は、
飛行機の技術から生まれました。
遮熱塗料は見た目も施工も普通の塗料と同じですが、
塗料の中に入っているセラミック粒子が、
屋根を熱くする赤外線を反射させ、
表面温度を15~20℃に下げてくれます。
- 下地が仕上げを左右する。
外壁の材質や状態によって、
塗料や塗装方法様々です。
美しく長持ちする塗装にするには、
仕上げ塗装の前の下地処理がとても重要です。
まず、壁面をきれいに洗浄し、
細かい欠陥やひび割れを埋め、
仕上げの塗料が密着しやすいようにシーラーを下塗りします。
これらの下地処理を、丁寧に施工することが、
性能を長持ちさせるポイントです。
参考:なるほどリフォーム 塗装編
以上、塗装の豆知識でした!