外壁と冬
こんにちは!
古川北店の秋山です!
ここ最近はめっきり寒くなって、朝晩は外が冬のにおいですね。
夏の暑さが不得意な秋山ですが、冬の寒さも不得意です。。
さて、冬本番目前!ということで、
今日は冬に気を付けたい家の外壁についてご紹介いたします。
皆様は「凍害」という言葉を聞いたことがあるでしょうか??
これは非常に厄介な現象で、冬の寒さによって外壁が傷められてしまうのです。
ご存じの通り水は氷ると体積が増える、つまり膨張します。
外壁のちょっとした隙間に水が入って氷ることで膨張し、隙間や傷を広げる
↓
大きくなった隙間にもっと多くの水が入り氷ることでさらに隙間や傷を広げる
冬の寒い時期にこれが繰り返されることで外壁が傷んでしまうのです。
「凍害」が起きてしまった外壁の写真が以下です。
これが凍害が起きている状態です。
これが進行すれば家の中に水が浸入し、さらに被害が拡大してしまいます。
3枚の写真を見てわかる通り、凍害は窓の下で発生することが多く、
これは窓に発生した結露が外に排出されるようになっているため。
特に冬場は窓の結露が発生しやすい(その中でも特に浴室やキッチンの窓等)ので、
窓の下は常に水にさらされている状態なのです。
さらに、水が氷ることで起きる凍害は建物の日陰になる北側で起きるケースが多いのです。
(窓の下や北側以外に発生しないわけではないのでご注意を!)
さて、ここで気になるのは「どう対策すればいいのか」と「凍害が起きたらどうするのか」です。
まず対策ですが、これは「適切なタイミングで外壁の塗装を行う」ことです。
塗装の役割は単に外観をきれいに保つことではなく、一番の役割は「外壁の防水性を保つこと」です。
定期的に塗装をすることで水の侵入を防ぎ、凍害を防ぐことにつながります。
では「適切なタイミング」とはいつなのでしょうか?
それは期間にすれば約10年ほど(状況によりもっと短い場合もあります)で目安としては、
「外壁材を触って指に白い粉のようなものがつくか」です。
上の写真のように白い粉のようなものがつく状態を「チョーキング」といい、
外壁の塗装膜が防水性失いかけている(または失っている)証拠です。
このような状態になっている場合は早めにご相談ください。
早い段階で塗装をして防水性を高めることが凍害を防ぐ方法です。
次に「凍害が起きてしまったらどうすればいいのか」ですが、
これは、凍害が起きている箇所の外壁の張替えが必要になります。
外壁材は多くの場合部分的な張替えが可能なので、場合によっては凍害が起きている所のみを
部分的に張り替えることで対処することができます。
先ほども書いたように凍害はどんどん症状が広がって悪化していきます。
最悪の場合は家の中に水が浸入し、さらに高額な工事費がかかるということもあります。
凍害を見つけた場合は早めのご相談をおすすめいたします。
本日は家にとって冬の脅威となる凍害についてご紹介いたしました。
定期的に家の周りをぐるっと回って異常がないか確認することが大切です。
「とは言っても、自分で見ても分からない!」という方は、点検は無料で行っておりますので、
私たちがプロの目でしっかりと点検させていただきます。
冬も安心して暮らせるよう、冬の準備を行いましょう!!
以上、古川北店の秋山でした!